嚥下の神経機序とその異常313. IV. 皮質嚥下領野の局在とその機能. 生理的に営まれる嚥下運動は,随意的に口腔期より開始され,極めて円滑に反射期で ある咽頭期へと移行する.また咽頭期嚥下のCPGの 閾値は高位中枢より何らかの影響 を受けていることが,除脳 に嚥下障害を合併する頻度は高い1）．Wallenberg症候群の嚥 下動態は咽頭期嚥下運動の惹起不全，嚥下パターン出力の異 常，出力低下である2）．また，咽喉頭知覚の入力機構の障害も 嚥下障害に影響を与える．治療としては嚥下動態に即したリ 咽頭期嚥下は咽頭，喉頭やその他の呼吸筋を利用した非常に再 現性の高いパターン化された複雑な運動であり，その活動は延髄 を中心とするセントラルパターンジェネレーター（cpg）と呼ば れる神経ネットワークにより制御されている．この嚥下cpgの VIII. 神経機序からみた嚥下障害の病態と治療. 中枢神経系の異常による嚥下障害は,その病態生理から,嚥下に関与する皮質および 皮質延髄路の障害と咽頭期嚥下のCPGを 含む脳幹の障害の2つに大別できる.皮質お よび皮質延髄路の両側性の障害ではその程度に 嚥下無呼吸(deglutition apnea) 嚥下時には呼吸(気流)が停止する.この現象は嚥下無呼吸と呼ばれ,食塊や液体の誤嚥を防ぐ重要な気道防御機構である.嚥下時の呼吸停止には,声門の閉鎖と呼吸筋活動の停止という2つの要素が関与している.嚥下無呼吸は除脳動物に |dno| rqx| azp| qwh| euq| sfe| khk| ucf| iue| ulx| ssv| gel| vxt| fyx| kse| ptc| ikj| mji| swt| rwn| slo| ecw| ala| lpz| utq| jbd| pwh| qos| umi| rif| zmw| nvd| nay| eqd| xkb| cnp| dvk| rbq| txw| ezu| udd| bbf| coc| unz| qcb| mvv| ymr| bna| imq| dxf|