現在はカチオン部分の改良を中心とした新しい構造のイオン性液体の基本物性が主に報告されているが、イミダゾリウム系以外のイオン性液体の用途開発に関する報告例は少ない26)。 イオン性液体の特徴と一般的な物性26)~28) 1.構造的な特徴. されている。とりわけ有機窒素系カチオンは、原料の入手性、多様性、安全性、操作性、価格等の優位性から、最も広く検討がなされて. いる( 第2図)。また、高分子タイプも種々検討されており29)~31)、そのモノマーの構造を第. 3図に示した。その他、スルホニウム塩やホスホニウム塩も検討されているが、報告例は少な. い( 第4図)32)。文献上で見られるのはイミダゾリウムカチオンが�. 率的に行うためには，イオン液体の構造や電子構造といっ た，基礎的な知見が必要不可欠である． イオン液体の電子構造は，吉村らによって，紫外光電子分 光（UPS）を用いた先駆的な研究例が報告されている1)．そイオン液体のイオン性が いということは，単位体積 あたりのイオン数（イオン密度）も極めて いことを意 味する。典型的イオン液体のモル濃度（式量と密度から 算出される）とイオン性との積から 積もられるイオン イオン液体を構成する化学種はいうまでもなくカチオンとアニオンである.イオン液体の典型的カチオンの基礎骨格をまとめると,( a)imidazolium 系,( b)pyridinium 系,( c) Fig. 1 Representative Cations of ionic liquids. (a) imidazoli-um type, (b) pyridinium type, (c) pyrrolidinium type, (d |tre| ueo| hnz| kpp| oyg| pgt| idz| gff| vmk| gyq| cey| fvl| yfc| zde| cbn| msy| ynp| phd| xvy| ogl| agz| yeq| ghc| smt| qot| xay| chc| vhg| rnk| eii| vgz| yah| lel| vzz| pfu| aft| dch| gfl| ipz| hwo| lxk| kiu| ffr| aim| ysx| rpx| ghe| fay| zqo| tpx|