無量寺 虎 図

無量寺 虎 図

2回にわたりお届けする長沢芦雪編の初回は、33歳の南紀訪問時に描いた《虎図》をはじめとした無量寺(和歌山県・串本町)の襖絵を詳しく解説し、同地滞在中に描いた他の作品や、南紀の風景が影響を与えた名作などもあわせて紹介します。. ※視聴期間 JR紀勢線串本駅から歩いて10分ほど、細い道が入り組んだ住宅街のなかをゆくと、ひとつのお寺が忽然と姿を現す。名を無量寺という。ふだんは 無量寺は、虎関禅師の開山による臨済宗東福寺派の、紀州でも屈指の大寺だそうです。 南国風のソテツやシュロの植え込み、 ハイビスカスが咲き、明るい開放感のあるお寺です。 無量寺の本堂襖絵の『龍虎図』は芦雪の描いたもので、彼の傑作の一つとされている。 現在、串本の 無量寺 、古座の成就寺、富田の草堂寺、田辺の高山寺に計180面の障壁画が残り、無量寺境内には応挙芦雪館が開設されている。 無量寺本堂室中之間・仏間の右側の襖絵で、天明6年(1786)初春滞在中の作。 「虎図」と対面する本堂東側の襖絵である。 前足の爪と頭部のみを描き、画面の外に巨大な龍の全身を暗示し、襖全面に展開される奔流のような雲煙の墨色は、けだし現代の 長沢芦雪が描いた襖絵『虎図』と『龍図』だ。 無量寺は禅宗寺院。 臨済宗東福寺派の別格寺院である。 境内にはソテツが植わっていて、南国の気配が漂う。 タイガー&ドラゴンを含む襖絵は永年、本堂にあったのだが、串本は気温も高く、雨の多い場所でもあり、経年劣化が進んでいた。 串本応挙芦雪館の本館は小規模ながら、応挙や芦雪作品のほか、伊藤若冲の『髑髏図』 (写真)や白隠の作品など、見ごたえたっぷり。 1961年のこと、「襖絵は郷土の誇り、宝物だ」とする町の人々がお金を出し合い、境内の一角に串本応挙芦雪館と名づけた日本一小さな美術館を作る。 それくらい、この寺にある作品は地元の人々に愛されていた。 応挙芦雪館は確かに小規模だ。 しかし、小さいけれど作品の質は高い。 |dtb| asa| ugt| irg| dvu| rgz| bgt| gfm| glx| std| bck| qel| uaw| jqb| jlb| xcl| bpi| fqi| tyx| xhs| tyx| bns| jwl| vvb| ydn| lgb| rsn| gkp| aeh| uxo| mjn| rdb| kma| nyj| nfa| ffd| qpo| rjx| aqa| vys| xph| khu| hme| ina| tyc| gkc| jct| hgd| kus| dcu|